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2013年(平成25年) 10月25日(金)付紙面より

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「視野広がる」体験を発表 公益大生短期語学留学 米国、アイルランドへの8人

 酒田市の東北公益文科大(町田睿学長)は学内で23日、短期語学留学報告会を開いた。本年度初めて実施したアメリカとアイルランドでの留学を体験した学生計8人が、流ちょうな英語を交えて約3週間にわたる海外生活を報告。「視野が広がって貴重な経験になった」「できればずっと居たかった」などと述べる一方、「語学力が足りず悔しかった」「酒田のことをもっと勉強していけばよかった」など反省の言葉も出た。

 学生の海外留学に力を入れている公益大は、これまでの中国(東北林業大)、ロシア(モスクワ大)に加えて本年度、アメリカ(クレイトン大)とアイルランド(コーク大)を新たに留学先に加え、アメリカには男女5人が8月20日から、アイルランドには男女3人が8月18日からともに9月8日まで留学。ホームステイしながら各大学の授業に臨み、政治・経済や資源、環境問題、国際協力など幅広く学んだ。

 報告会には1、2年生を中心に約300人が参加。アメリカ留学の学生は「授業は少人数の生徒参加型。みんな自分の考えを積極的に発言するのが印象に残った。私も徐々に自分から意見や答えを言えるようになった」「ホストファミリーと毎日会話することで、早口でもかなり聞き取れるようになった」などと話した。

 アイルランド留学の学生は「ペアやグループでの会話、ディスカッションがあり、実践的な英語を学ぶことができた」「ホストファミリーとの交流が深まり、アイルランドは第二の故郷のようになった」などと述べた。

 報告終了後、活発に質疑応答。留学した学生たちは「公益大の補助があり、費用は実質20万円弱。みんなもぜひ行ってほしい」「一番困ったのは道路の右側通行。3週間生活しても慣れなかった」「さまざまな国から集まるので、電子辞書を使ってあいさつなどを覚えておくと交流のきっかけになる」「酒田のことをたくさん聞かれた。地元のことをよく知っておくことがとても大事と分かった」などと答えた。

 特別参加した日本英語連盟の岡田真樹子常務理事は「留学を経験した80%余りの人が『人生が変わった』『今後のために非常に役立つ』と答えている。報告した皆さんも新しい目覚めをした。それを庄内・山形の活性化に役立ててほしい」、平田牧場の新田嘉七社長は「現地に行かないと語学は身に付かない。今しかできないチャンスを、きっちり捉えられるように頑張って」と激励。

 新たな留学先との橋渡しをした公益大理事の熊谷崇日吉歯科診療所長は「素晴らしい発表だった。公益大では来年度から、1年間留学しても単位を認定し、4年間で卒業できるようにする。海外で充実した経験を積み、全国に貢献できる魅力ある若者に育ってほしい」と講評を述べた。

 公益大では来年2月、ニュージーランド留学も予定。来月15日まで希望者を募集する。

アメリカに短期留学した公益大生が成果を発表した
アメリカに短期留学した公益大生が成果を発表した



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