2013年(平成25年) 2月24日(日)付紙面より
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酒田市の天真学園高校(齋藤正典校長)の茶道部(浅沼努武部長、部員6人)によるお茶会が22日、同校会議室で開かれ、同校近くの浜田小学校学童保育「はだしっこクラブ」のメンバーを抹茶と和菓子でもてなした。
茶道部は現在、同校非常勤講師で茶道裏千家の児玉裕見さんらの指導で週3回、作法の習熟を図っている。地域交流活動の一環として10年ほど前から毎年、学期ごとに同クラブメンバーを15人前後ずつ招待して「お茶の楽しさ」を紹介。同部によると、このお茶会のため、児童が持ちやすいよう通常のものよりもひと回り小さい茶わんも用意しているという。
この日は会議室に立礼の席を設け、同クラブメンバーのうち1、2、4年生計13人が天真高を訪問。菓子は季節を先取りし「菜の花」をモチーフにしたきんとん。部員たちはお点前、後見、お運び、水屋と役割を分担し呈茶。和菓子を食べ、抹茶を飲んだ児童たちは満足そうな笑みを浮かべた。門崎拓巳君(10)=浜田小4年=は「菓子もお茶もおいしかった。また招待してもらいたいなあ」と話していた。
浅沼部長は「児童たちの笑顔を見ると、達成感がある。この茶会を通し、お茶の楽しさを多くの児童から味わってもらえたら」と話していた。
2013年(平成25年) 2月24日(日)付紙面より
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鶴岡市の朝日中学校(今野一彦校長、生徒123人)は22日、生徒たちが集めた約13万5000個のペットボトルのふたを、エコキャップ推進運動に取り組んでいる山形銀行鶴岡支店(本間弘支店長)へ渡した。ふたは同行からNPO団体へ送られ、発展途上国の子どもたちへのポリオワクチンの費用として還元される。
同校はボランティア活動として毎年、全校を挙げて空き缶回収を行うほか、3年前からはペットボトルのふたの回収に取り組んでいる。同校は「これだけ集まったのは地域の皆さんの協力のおかげ」と話す。
この日は本間支店長ら2人が同校を訪問。3学年生徒会長が「発展途上国の子どもたちのため有効に使ってほしい」と、本間支店長にビニール袋に入れたふたを手渡した。本間支店長は「たくさん集めてもらいありがたい」と謝辞を述べた。
同行は2009年7月から社会貢献活動としてエコキャップ推進運動を展開している。今回引き受けたふたはワクチン約150人分に当たる。