2014年(平成26年) 1月11日(土)付紙面より
ツイート
庄内全域の中学生を対象とした「第1回庄内中学生スキー大会」(鶴岡市、荘内日報社など後援)が10日、鶴岡市田麦俣の湯殿山スキー場で開かれた。若い競技者の育成のため地元のスキー競技団体などが今回、新たに設置した大会。時折ふぶく悪天候の中、選手たちが白銀のコースを全力で滑走した。
毎冬、同スキー場を会場に田川地区中体連スキー競技会が開かれていたが、競技人口の減少などから昨年度の第43回大会をもって終了となった。庄内のスキー関連団体から「若い競技者の育成が途絶えるのは避けたい」との声が上がったことから、鶴岡スキー連盟や朝日スキークラブ、湯殿山開発公社、湯殿山スキー学校、市朝日庁舎などが実行委員会(五十嵐千恵子会長)を組織し、新たな大会を立ち上げた。
大会目的は「冬季における中学生の心身鍛錬」「スキー競技の拡大、競技力向上」とし、競技は大回転と回転でいずれも男女別。今大会は庄内全域から男子11人、女子7人がエントリーした。このうち大回転競技は午前9時半すぎにスタート。時折強い風とともに雪が舞い上がり、視界が悪くなるあいにくのコンディションの中、選手たちは全力でコースを滑走した。