2014年(平成26年) 3月9日(日)付紙面より
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鶴岡市加茂の「りっしょう保育園」(守山正純園長、園児60人)の音楽発表会が8日、市中央公民館で開かれ、園児たちが合奏やリズム表現など日頃の取り組み成果を発表するとともに、歌や器楽演奏の公開保育で、関係者が音楽教育への理解を深めた。
同保育園創設(1948年)間もない1950年から毎年開き、64回目となった伝統の発表会。2012年度から全日本幼児音楽研究会講師の備前加奈さん(酒田市、備前音楽スタジオ主宰)から指導法を習っていることもあり、今回は同研究会の協力で公開保育も併せて実施した。
職員合奏に続き、4・5歳児が合奏「アンパンマン体操」を披露。鍵盤ハーモニカや木琴、ティンパニーなど、さまざまな楽器を元気いっぱいに演奏した。引き続き、鼓隊演奏「ドレミのうた」、3歳児の太鼓によるリズム表現「世界中のこどもたちが」など、さまざまな表現で見学の保護者から喝采を受けた。
続く公開保育では、保育士たちが園児に歌、鍵盤ハーモニカ、リズム、ヒップホップダンスを指導する様子を公開。また、備前さんがミニコンサートで童謡を歌い、保護者向けに「歌で育む子どもの心、歌で安らぐ親子の心」と題する講演で、親が子供に歌を歌ってあげる大切さなどを説いた。