2014年(平成26年) 3月25日(火)付紙面より
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酒田雛(ひな)街道(4月3日まで)の関連イベントとして23日、高校生による茶会が酒田市のさかた街なかキャンパスで開かれ、酒田光陵、酒田南、酒田西の3校茶道部員のたてたお茶を市民・観光客が味わった。
この茶会は、同市の中通り商店街振興組合(菊地恒夫理事長)が、美しいひな人形の数々とお茶を同時に楽しんでもらおうと、高校茶道部の協力で酒田雛街道期間中に毎年、開催している。
この日は3校の部員計42人が参加。同市出身で岩手県一関市在住の澁谷(旧姓・久村)榮子さんによる押し絵展(30日まで)が開かれ、華やいだ雰囲気を醸し出す同キャンパス内に立礼席を設けた。
午前11時の開始とともに大勢が訪れ、部員たちは練習の成果を披露。立ち寄った市民や観光客たちは「お運び」の高校生たちが勧めるお茶と菓子を堪能していた。午前を担当した酒田光陵茶道部の佐々木千尋部長(2年)は「季節に合った席で、やっていて楽しい。今後も続けて茶道の楽しさを広められたら」と話していた。