2014年(平成26年) 3月26日(水)付紙面より
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鶴岡市羽黒町松ケ岡の庄内映画村資料館の今季営業のスタートに合わせて、開館記念イベントとして「庄内の土人形展」が行われている。愛らしい土人形が訪れた人たちを楽しませている。
ひな人形のシーズンに合わせて庄内に伝承されている人形の展示をして資料館オープンを盛り上げようと鵜渡川原人形伝承の会(横山千晶会長)の協力を得て庄内映画村が主催。
江戸末期、酒田市の鋳物師・大石助右衛門が作り始めたといわれる鵜渡川原人形や、酒田市広田地区の鈴木兵吉が作り始めたとされる平田人形、庄内藩の瓦師・尾形喜惣治が創始と伝えられている鶴岡瓦人形の3種類を紹介。会場にはおひな様をはじめ桃太郎や金太郎、いづめこや動物をかたどったものなど表情豊かな愛らしい人形約200点が並び、訪れた人たちは一つ一つじっくりと眺めていた。
庄内映画村は「明治時代の蚕室と庄内の伝統的な人形はぴったり。松ケ岡の雰囲気とともに楽しんでもらえば」と話している。展示は来月3日まで。