2014年(平成26年) 4月24日(木)付紙面より
ツイート
遊佐町随一の桜の名所となっている中山河川公園のソメイヨシノが満開となり、散策を楽しむ大勢の行楽客らでにぎわっている。
同河川公園は月光川の支流・洗沢川沿いにある。公園内の桜は1959年、天皇、皇后両陛下のご成婚を祝福して当時の地区青年団が植栽。現在は堤防沿いに約60本のソメイヨシノが並ぶ。間近に望む残雪を抱いた鳥海山とのコントラストが美しく、シーズン終盤には山頂から吹き降ろす風に舞う桜吹雪も見どころとなっている。
町企画課は今月16日に開花を宣言し、今がちょうど見頃。鳥海山山頂がくっきりと現れた22日午後は、行楽客、写真に収めようというアマチュア写真家でにぎわった。寒河江市から来た60代の夫婦連れは「酒田インターチェンジを降りた午前中は曇っていたので心配したが、晴れて良かった。ここまで近づくと鳥海山は迫力がある」と話し、堤防を散策していた。
人気ぶりを受けて町は今シーズン、初めて臨時駐車場を設置。来月6日まで夜間にはちょうちんも点灯する。