2014年(平成26年) 5月29日(木)付紙面より
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今年は勝つぞ―。人口規模が似ている自治体同士で住民のスポーツ参加率を競う「チャレンジデー」が28日、全国118市町村の参加で一斉に実施された。昨年に続き2回目の参加で、山口県山口市と対戦した鶴岡市ではこの日、午前6時から各地でオープニングイベントが行われるなど、町内会や企業、学校、愛好者グループなどさまざまな単位で市民がスポーツや運動に取り組んだ。
チャレンジデーは、住民の健康増進や体力づくりを目的に1983年にカナダで初めて行われ、日本では93年から笹川スポーツ財団が普及活動を開始。当日午前0時から午後9時までの21時間に、15分間以上の運動・スポーツを続けて行った住民の参加率を競い合う。
昨年初参戦した鶴岡市は参加者2万8199人、参加率20・7%で対戦相手の千葉県木更津市(参加率55・9%)に敗れた。今回の対戦相手の山口市は人口19万5000人で、鶴岡市と同じく昨年に続いて2回目の参加。前回は参加率29・8%で千葉県市原市に敗れている。
鶴岡市のオープニングイベントは市内6地域ごとに行われた。このうち小真木原公園であったイベントには子供から高齢者まで市民約350人が参加。榎本政規市長が「チャレンジデー参加を通じて市民みんなが健康で生き生きと明るい生活ができるよう、健康づくりに向けた意識が高まることを期待する」とあいさつした。
参加者はストレッチ体操、ラジオ体操の後、小真木原公園内の約1・5キロのウオーキングコースを歩いた。同市高坂の松浦繁子さん(65)は「ほぼ毎日30分間程度のウオーキングをしている。今日は天気も良くて爽やかで、大勢の参加で楽しかった。多くの市民が参加して山口市に勝ちたいですね」と話した。
鶴岡市は県内から唯一の参加で、この日は小学生から大人までを対象にした大縄跳び、買い物で15分以上歩く「買い物ウオーキング」などさまざまなイベントのほか、市内各企業、団体、グループがチャレンジデーに取り組んだ。市スポーツ課によると同日午後0時半までに、9827人(参加率7・3%)の参加報告があった。報告は29日午後9時まで通話無料電話0800(800)2548で受け付け。