2014年(平成26年) 6月6日(金)付紙面より
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酒田市の浜中小学校(小野諭校長)の4年生が5日、同校近くの浜中海岸で砂浜に漂着したごみの量や種類を調査。柔らかな日が差す中、児童たちは額に汗しながらごみを拾い集めた。
酒田海上保安部(鈴木浩久部長)が海洋環境思想の普及を目的に2001年から毎年、第二管区海上保安本部が指定する「海上保安協力校」の同校に呼び掛けて実施している。
今月14日から始まる大型観光イベント「山形デスティネーションキャンペーン(DC)」に関し、もてなしの機運醸成を目指し山形DC推進協議会(会長・吉村美栄子県知事)が募集中の「おもてなしプラン」に、同校が掲げるプラン「美しい庄内浜を県外の人にも楽しんでもらえるよう、クリーンアップ作戦を行う」が選ばれている。
この日は4年生19人と教職員、酒田海保職員、海上保安協力員ら計約40人が参加。波打ち際に縦横とも10メートルの4区画を設け、児童を含めて参加者が4つの班に分かれ、それぞれ1区画ずつ分担して作業。20分ほどかけてごみを拾い集めた後、種類や量、判明するものに関しては“排出国”などのデータをカードに記入した。調査結果は酒田海保がまとめ、海洋環境保全に向けた啓発活動に役立てる。