2014年(平成26年) 6月15日(日)付紙面より
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全国規模の大型観光キャンペーン「山形デスティネーションキャンペーン(DC)」が14日スタートし、庄内各地でさまざまなオープニングイベントが繰り広げられた。県は本年度の観光客数目標を過去最高の4500万人に設定した。9月13日までの期間中、庄内地域で多彩なイベントやキャンペーンが展開され、全国からの誘客による夏の庄内観光の盛り上げを図る。
JRグループが地元の自治体や観光事業者と協力して展開するDCが本県で開催されるのは、10年ぶり6回目。JRグループが県全域の観光を集中的に宣伝して送客を図る。
酒田市の定期航路事業所駐車場では、山形DC庄内地区オープニングセレモニーが行われた。山形DC酒田推進協議会の会長を務める佐藤淳司酒田商工会議所会頭が「いよいよDCがスタートした。観光客から『また来たい』と思ってもらえるようにもてなそう」とあいさつ。佐藤嘉高県庄内総合支庁長が「これを機に庄内地域をより魅力的な観光地にしたい。皆さんの力でDCを盛り上げて」、JR酒田駅の佐藤一晃駅長が「『よぐ来たの』『まだ来いの』という触れ合いを大切に、庄内を観光の都にしよう」と呼び掛けた。駐車場に設置したテント内で「酒田湊(みなと)おもてなし市」がスタート。雨降りにもかかわらず、大勢の人が訪れた。酒田駅前駐車場では、観光客の二次交通の利便性を図るため同推進協が導入したジャンボタクシー「DCライナー」の出発式も行われ、酒田吹奏楽団の演奏が響く中、午前9時15分に第1便が出発した。