2014年(平成26年) 6月14日(土)付紙面より
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鶴岡市湯野浜一丁目の養護老人ホーム「湯野浜思恩園」(相馬直喜園長、入所50人)に12日、同市白山の大泉保育園(平藤久喜園長)の年長児19人が訪れ、4月に入所者と一緒に摘んだヨモギを使い、餅つきで交流を深めた。
1998年から毎年実施している世代間交流の一環。今年は4月半ばに同市千安京田のいこいの村庄内で一緒にヨモギを摘んでいた。
園児たちはこの日、入所者約30人と交流。初めに男性入所者たちが臼ときねでもち米をこね、ある程度ついた後、長さ約1・8メートルの棒状のきねを園児と入所者が一緒に持ち、白餅4・5キロ、草餅3・5キロをつき上げた。
園児たちは、おじいちゃんたちが文字通り“昔取ったきねづか”を力強く振り下ろす姿に「すごーい」と目を見張った。また、棒状のきねを一緒に持ち、周囲から「よいしょ、よいしょ」の声援を受けながら、「伸びるー」などと歓声を上げ、楽しそうに餅をついた。
つき上げた餅は雑煮やあんこ餅に調理して一緒に会食した。