2014年(平成26年) 6月19日(木)付紙面より
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果樹栽培が盛んな鶴岡市櫛引地域でサクランボが収穫期を迎え、各果樹園では真っ赤に色づいた実の収穫に追われている。22日には「櫛引さくらんぼまつり」として同市西荒屋の産直あぐりなどでサクランボ狩りや種飛ばし大会が行われる。
産直あぐりの果樹部長で、サクランボ約10種、約30アールを栽培している同市西片屋の平藤和喜さん(62)方では、今月初旬から「香夏錦」「高砂」の収穫が始まった。生育は例年より5日ほど早いが、夜の気温が比較的高いこともあり、着色や収量、糖度は平年並みで推移しているという。
平藤さんは「今年は山形デスティネーションキャンペーン(DC)のおかげで、サクランボ狩りのお客さんは例年より多い。これから主力の佐藤錦が収穫を迎えるので、さらに大勢のお客さんに来てもらえたら」と話していた。佐藤錦は20日ごろから収穫を予定。
同地域のサクランボ狩り(もぎ取り食べ放題)は統一料金で小学生以上1200円、小学生未満600円。来月上旬まで楽しめる。問い合わせはくしびき観光果樹園紹介所=電0235(57)3677=へ。
22日の「櫛引さくらんぼまつり」は午前9時―午後2時に開催。サクランボ狩りが、前売りで小学生以上1100円、小学生未満500円(2歳以下無料)の格安料金で楽しめる。産直あぐりを起点に各果樹園に無料の送迎バスが出る。あぐりでは午前10時と正午に種飛ばし大会(子供、大人各部門の優勝者に佐藤錦1キロを贈呈)を開く。問い合わせはあぐり=電0235(57)3300=へ。