2014年(平成26年) 8月8日(金)付紙面より
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鶴岡市白山で枝豆を栽培する若手農家5人が共同運営するだだちゃ豆直売所「あんちゃ」が、今年も白山地区の旧国道7号沿いにオープンした。白山産のだだちゃ豆を求める人々が次々と訪れ、各農家の豆を食べ比べながら購入している。
白山産のだだちゃ豆の多くは県外に出荷され、「地元ではなかなか購入できない」といった声が以前からあった。地元の人々にも手軽に購入してもらおうと、2年前から直売を始めた。昨年は、販売開始から10分足らずで当日の販売分が売り切れる日もあり、人気を集めている。今夏は新たに参加農家が1人増え、今月3日から直売を開始した。
今夏は平年に比べて生育が順調で収穫量も多く、6日には「早生白山」が並び、足を運んだ人は試食用にゆでた豆を味見した後、好みの農家の豆を購入していた。シーズン中は2日置きに訪れるという同市加茂の70代男性は「ここの直売所は間違いのない豆が並ぶ。信頼して買っている」と話した。仙台や福島など県外ナンバーの車も訪れ、大量に買い込む人の姿もあった。生育が早いため、お盆ころには本場の「白山だだちゃ」が並びそうだという。
直売所は鶴岡印刷向かいの空き地の一部を借りてテントを設営。道路沿いに自作の看板を設置している。今月末まで毎日営業予定で、時間は午後4時から。袋詰めで、全品種とも昨年と同じ300グラム入り1袋500円で販売し、売り切れ次第終了。2袋以上購入者には、先着順で毎日、規格外品のサービスもある。