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2014年(平成26年) 4月25日(金)付紙面より

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鶴岡の食文化紹介「TSUCUL」創刊 第1弾はラーメン

 鶴岡食文化創造都市推進協議会(会長・榎本政規市長)の鶴岡食文化産業創造センターは、鶴岡の食文化を紹介する冊子「TSUCUL(つくる)」を創刊した。年間数冊の発行を予定しており、今回は多彩な味とスタイルの店が増えた「ラーメン」をテーマに、市内の専門店や食堂など約70店を紹介した。

 同協議会によると、当初は食のマップを作る予定だった。しかし、スタッフが20、30代のU・Iターン者で、鶴岡の食文化の魅力や特色を強く意識していたことから、方向転換。地元の人たちが自分たちの文化を見つめ直し、新たな文化を創造、発信していく契機にしていくものとし、タイトルには「鶴岡の新しい文化(culture)をつくる」という願いを込めた。

 創刊号は市内でラーメンを提供する約200店のうち、賛同を得た69店を紹介。「無化学調味料」「昔ながらの味を守っている」「自家製縮れ麺はモチモチ食感」などそれぞれの店の特徴、お薦めメニュー、スープのだしと麺の特徴、「あっさり―こってり」の指標を、自慢のラーメン1杯の写真、地図とともに紹介した。また、巻末には、昨年11月に行われた東京ラーメンショー新人王グランプリで優勝した久太(温海)の鈴木和久さん、鶴岡の新たなラーメン文化の創造に向け「鶴岡麺武士会」を結成したよこはま軒(錦町)の佐藤聡さん、シルク麺を開発した松田製麺所(美咲町)の松田仁さんなど、人とトピックスで最近の動きを紹介した。

 第2弾は「お菓子」をテーマに8月半ばの発刊を目指し、編集を進めている。その後、「山の食材」などテーマを変え、発刊を継続していきたい考え。

 創刊号はA5判、24ページ、カラー刷り。入手方法など問い合わせは鶴岡食文化産業創造センター=電0235(29)1287=へ。

創刊された「TSUCUL」。初回は市内のラーメン店69店などを紹介
創刊された「TSUCUL」。初回は市内のラーメン店69店などを紹介


2014年(平成26年) 4月25日(金)付紙面より

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学校給食に地場産水産物 鶴岡市と県漁協

 鶴岡市は23日、市内小中学校の学校給食の食材として使用する地場産水産物の利用率アップに向け、県漁業協同組合(五十嵐安哉代表理事組合長)と地場水産物の導入に関する協定を締結した。同日、市役所で調印式が行われ、榎本政規市長は「子供たちに食材を通して鶴岡市の多様な文化を伝えるとともに、地場水産物の安定供給を図ることで漁業者の支援としたい」と話した。

 鶴岡市は食育の充実と地産地消の推進、地元の各産業振興などを目的に、地元の生産物を小中学校の給食に取り入れている。2011年からは庄内たがわ、鶴岡市の両農協と協定を結び、市内の各給食センターへ農産物の納入を進めている。

 昨年3月には「鶴岡市食育・地産地消計画」を策定し、地場産水産物については学校給食での利用率を22%前後(11年度時点)から、16年までに30%以上とすることを目標に掲げている。

 今回の協定ではサケ、真イカ、ワラサ(ブリ、イナダ)、真ホッケの4品目を市内小中学校の給食に導入する。一つの品目について「切り身」や「甘塩焼き」、「揚げ物」など複数のメニューを設定し、提供する献立の幅を広げる。季節ごとに漁獲量の幅が増減するものについては、冷凍保存して各給食センターの要請に対応する。これにより地場産水産物の安定供給、地産地消の利用拡大が可能となる。

 調印式には同漁協の関係者と市の代表が出席し、榎本市長と五十嵐組合長がそれぞれ協定書に署名、押印した。榎本市長は「今回の4品目をはじめ、加工などの面でも地場水産物の産業活性化を図りたい。また、食を通して子供たちに鶴岡の多様な文化を伝える一助としていきたい」、五十嵐組合長は「季節や漁獲高によって地場産の魚は値崩れを起こすことがあった。今回の協定は、供給と価格の安定化を図れるのが最大のメリット」とそれぞれ語った。

 市によると、地場産水産物の給食利用は1カ月につき1、2回のペースで行われる予定。市内の各給食センターの献立に応じ、県漁協側から材料の水産物を出荷する。今後は12月の「大黒様のお歳夜」に合わせハタハタを提供するなど、新たなメニューを検討するという。

五十嵐組合長(左)、榎本市長が学校給食への地場水産物導入に関する協定の調印を行った
五十嵐組合長(左)、榎本市長が学校給食への地場水産物導入に関する協定の調印を行った



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