2014年(平成26年) 4月3日(木)付紙面より
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鶴岡市が同市柳田に建設していた「暘光児童館」(佐藤千恵館長)が完成し1日、開館した。市社会福祉協議会(難波玉記会長)が指定管理者となり、新朝暘四小学区の幼児・児童を対象に自由来館型の児童館と、放課後児童クラブ(学童保育)事業を担っていく。
旧朝暘四、湯田川、田川の3小学校の統合に合わせ、新朝暘四小の校舎北側の敷地2000平方メートルに昨年10月から建設していた。鶴岡地域の自由来館型児童館は中央、鶴岡西部、鶴岡南部、大山に次いで5カ所。
建物は、木造平屋建て延べ床面積約560平方メートル。就学前の児童や親子が遊べる幼児室、遊戯室、図書室、学童保育に使うクラブ室3室などを備えた。建具を含め地元産の木材を多用したほか、自然採光や通風、断熱、雨水トイレなどを採用し、人にも環境にも優しい造りに配慮したという。総事業費は用地取得費を含め約2億3000万円。
学童保育事業は、地域住民が運営してきた旧四小学区「太陽の子」の運営を、市社会福祉協議会が引き継ぐ形で、職員も大半が市社協職員となった。本年度当初の登録児童は107人。
この日、建物前で行われた開館式には市や市社協、地域住民、学区内の児童ら約100人が参加。榎本政規市長が「鶴岡の木材を使い、子供たちにも良い環境のはず。使い勝手の良い児童館になるように」、市社協の難波会長は「役職員一同、創意工夫し児童の健全育成に取り組む」とあいさつした。関係者8人がテープカットし、開館を祝った。
2014年(平成26年) 4月3日(木)付紙面より
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鶴岡市湯田川の梅林公園の梅がほころび始めた。2日午前現在で公園全体の2割の木が花をわずかに開かせている。恒例の「梅まつり」は今月6、7、13、14の4日間にわたり行われる予定で、梅の甘い香りが漂う中、野だてや伝統芸能の神楽上演など各種イベントが繰り広げられる。
湯田川温泉南側の梅林公園には、紅梅を中心に約300本の樹木が植えられている。同公園の管理運営を行っている湯田川温泉観光協会によると、今年は先月25日に早咲きの梅が開花。低温で咲き始めが遅かった昨年より1週間以上早いという。2日は午前中から親子連れなどが足を運び、ほころび始めた梅の花を見て「もうすぐたくさん咲くね」と会話していた。今後は天候などにもよるが、14日ごろに見頃を迎えると見込まれている。
梅まつりは、観光客から梅を楽しんでもらおうと同協会が2001年から毎年開催している。イベントは、6、13の両日は午後1時半から湯田川温泉神楽の上演が行われるほか、各旅館自慢のお花見弁当が販売される。7、14の両日は午前10時から午後3時まで、同温泉の女将会が野だてを設置。女将たちの手作りまんじゅう「想ひのまま」と抹茶を400円で提供する。