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2014年(平成26年) 7月30日(水)付紙面より

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透明度や生息する生物は 鶴三中科学部と赤川の水質調査

 国土交通省酒田河川国道事務所は29日、鶴岡第三中学校の科学部の生徒たちと共に鶴岡市苗津地内の羽黒橋下流赤川河川敷で水質調査を実施した。

 同事務所では毎年、生徒たちが夏休みに入ったこの時期に中学生と一緒に身近な河川に生息している水生生物などを採取して水質を調べ、水質改善の必要性や河川愛護の重要性へ理解を深めてもらおうと調査を行っている。

 この日は科学部の2、3年生の生徒4人と、同事務所などから5人が参加。初めに生徒たちが2人一組になって流速や透明度を図った。続いてパックテストで薬品を用いて目では見えない川の水の汚れ具合を確認。その後、生徒たちが網を手に川の中に入り大きな石をどけながら水生生物の調査を行った。週末の雨の影響で川の流れが速くあまり大きな生物は見つからなかったが、きれいな水に生息するナミウズムシなどが見つかった。

 工藤拓巳部長は「生物がいなくて少し残念。思い出に残るいい体験ができた」、赤川出張所の高橋正寿所長は「調査結果から水質はあまり悪くないようだ」とそれぞれ話していた。

生徒たちが透明度や生物を調べ、赤川の水質を調査した
生徒たちが透明度や生物を調べ、赤川の水質を調査した


2014年(平成26年) 7月30日(水)付紙面より

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音の不思議を体感 親子で楽器作り

 鶴岡市のバイオベンチャー企業「ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ」(HMT、菅野隆二社長)主催のこども科学実験教室が26日、同市の出羽庄内国際村で開かれ、参加した小学生親子が「カリンバ」という楽器を作りながら、目に見えない音の不思議に触れた。

 この日は市内の小学生23人と保護者が参加。協賛企業から提供を受けたキットを使って、木枠に弦となる8枚の金属板を挟み込み指で弾く「カリンバ」の組み立てに挑戦。HMTの社員が子どもたちに協力しながら、8枚の板の長さを調整して音階をつくった。

 出来上がった楽器を前に、指導役の社員が板が長いと低い音、短いと高い音が出ることを子どもたちに確認させながら、「音は見えないけれど、耳は音の違いを感じ取っている」と音の仕組みや日常に潜む科学の不思議を分かりやすく伝えた。

 斎小3年の阿部陽斗君(8)は「難しかったけれど楽器ができてうれしい」、朝暘六小4年の斎藤優花さん(9)は「ものづくりが好きで参加した。簡単な仕組みでいい音が出る楽器ができた」と話していた。最後はそれぞれの楽器で「チューリップ」などの曲を一緒に演奏して楽しんだ。

 HMTは、慶應義塾大先端生命科学研究所の研究成果をもとに2003年に創業、代謝物質の解析サービスを展開。子ども実験教室は地域還元事業として科学の楽しさを知ってもらおうと、創立5周年を記念した08年から実施している。

指ではじいて弾く楽器「カリンバ」を組み立て、音階の調律にも挑戦
指ではじいて弾く楽器「カリンバ」を組み立て、音階の調律にも挑戦



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