2014年(平成26年) 8月2日(土)付紙面より
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鶴岡書道会(佐藤政一会長)が主催する夏季書道練習会(鶴岡市教育委員会、荘内日報社、致道博物館後援)が1日、鶴岡市立朝暘第一小学校で始まり、子どもたちが額に汗を浮かべながらそれぞれの課題に取り組んでいる。
今年で81回目を迎えた伝統ある練習会。書道教育の振興を目的に、夏休み期間中、書道会会員を講師に手ほどきを受ける。今年は普通部と大字部に延べ約250人が参加し、5日までの5日間、練習に励む。
初日の1日午前、同校体育館で行われた大字部の練習には35人が参加。「にじ」「あまの川」「大きい波」
「夏の思い出」など学年ごとの課題に取り組んだ。じっとしていても汗ばんでくる暑さの中、講師から「太く大きくゆっくりと」「力を入れ過ぎない」などとアドバイスを受け、子どもたちは床に正座し、真剣な表情で筆を運んでいた。
2年ぶりの参加という大泉小5年の吉住瑠菜さん(10)は「筆が重くて大きく書くのは難しい。特別賞を取れるように5日間頑張りたい」と話していた。
最終日の5日に清書を提出して入賞作を決めた後、今月7―9の3日間、全作品を同校体育館に展示する。
2014年(平成26年) 8月2日(土)付紙面より
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JR羽越本線の開通90周年を記念した臨時列車が31日、新津(新潟市)―酒田駅間で片道運行。終点となった酒田駅では大勢の市民らが出迎え、乗客をもてなした。
同線は、新津駅と秋田駅(秋田市)を結ぶ日本海側の重要路線で1924年7月に全線開通した。今年で90周年の節目を迎えたことを記念し、JR東日本新潟支社が旧国鉄急行色などの2両編成による臨時列車の運行を企画。出迎えイベントは酒田市が開催した。
正午すぎ、1番ホームに臨時列車が入線すると、乗客役60人が降り立った。市観光振興課の宮崎和幸課長が「ようこそ酒田へ。90年もの長きにわたって沿線住民に幸せを運んできた羽越本線。100周年に向けて、さらに愛される路線になってほしい」とあいさつ。酒田舞娘(まいこ)から花束が贈られた乗客代表の込山和夫さん(66)=神奈川県開成町=は「学生時代に羽越本線を使って旅行したことがあり、懐かしい。山居倉庫を見てみたい」と話していた。
その後、乗客たちは市内で運行する人力車に乗ったり、酒田舞娘と記念写真に納まったほか、酒田銘菓を受け取った。また、構内では大正―昭和時代の酒田の街並みを撮影したパネルも並び、訪れた人の目を楽しませていた。