2015年(平成27年) 4月11日(土)付紙面より
ツイート
由良、三瀬、小堅の3小学校が統合した鶴岡市立豊浦小学校(鶴岡市三瀬、工藤健一校長、児童136人)の開校式が10日に行われた。児童たちが「3校の伝統と歴史を引き継ぎ、力を合わせて勉強や運動に頑張る」と決意を述べ、新たな一歩を踏み出した。
豊浦小は、少子化に伴う市の学区再編計画に基づき由良、三瀬、小堅の3校が統合。校舎は旧三瀬小を使用する。開校式には児童と教職員、来賓、保護者など合わせて200人余りが出席。田中芳昭教育委員長の開校宣言に続き、榎本政規市長から工藤校長へ校旗が手渡された。
続いて榎本市長が式辞で「児童たちが健やかに成長し、やがて地域の中核として明日を担ってくれることを期待する。岩ユリのように困難にも負けず、大地にしっかりと根を張り大きな花を咲かせてほしい」、工藤校長があいさつで「本校が地域の未来づくりの拠点となるよう努力したい。今後とも地域の皆さんから子供たちの成長を見守ってもらえれば」とそれぞれ述べた。
その後、児童代表として三瀬地区の齋藤祐麻君(6年)、小堅地区の佐々木悠真君(同)、由良地区の佐藤里咲さん(同)が「みんなで新しい伝統をつくっていこう」「仲の良い明るく元気な学校にしよう」などと呼び掛け、工藤校長と3人が手を重ねて「みんなで力を合わせて頑張ろう!」と決意表明した。
最後に児童たちが新校歌を高らかに歌い、学びやが新たな歴史を刻み始めたことを祝った。