2015年(平成27年) 4月15日(水)付紙面より
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鶴岡市湯野浜一丁目の養護老人ホーム「湯野浜思恩園」(相馬直喜園長)のお年寄りと、同市白山の大泉保育園(平藤久喜園長)の園児が13日、思恩園近くのいこいの村庄内の松林で一緒にヨモギ摘みを行い交流した。摘んだヨモギは6月に餅つき交流会で会食する。
世代間交流を目的に20年ほど前から毎年実施。この日は思恩園の入居者10人と職員、保育園からは年長児24人が参加した。
いこいの村敷地内の松林でまだ新芽のヨモギを探して採取。お年寄りが「ほら、ここにあるよ」と指さし、周りの雑木を払ってあげ、園児たちが摘み取った。お年寄りも園児たちも夢中になって摘み、園児たちが「いっぱい採れたよ」とビニール袋の中を見せるなど楽しい時間を過ごした。
中島奏ちゃん(5)は「おじいちゃんが教えてくれるのでいっぱい採れた。お餅つきが楽しみ」と話し、思恩園の女性(78)は「もう少し、もう少しと夢中になって採った昔を思い出した。子どもたちと一緒で楽しい」と笑顔を見せていた。