2015年(平成27年) 7月15日(水)付紙面より
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中国黒龍江省のハルビン師範付属小学校の5、6年生75人が14日、鶴岡市立朝暘第四小学校(本間正芳校長、児童579人)を教育旅行の一環で訪れ、歌や踊りの発表で交流を深めた。
夏休みを利用した希望児童による1週間の教育旅行の一環で、13日に新潟空港経由で来日。同日午後に酒田市に入り、夜は鶴岡市由良のホテル八乙女に宿泊。
2日目のこの日は大型バスで朝暘四小へ到着。「ここは鶴岡市内で一番新しい小学校です」などの説明を受けながら、教室や体育館など校舎内を見学。歓迎式は体育館で同校の4年生102人が参加して行われ、アニメ「ドラえもん」の音楽が流れる中、ハルビン付属小の児童たちが登場した。
本間校長は「自然豊かな庄内を体験できましたか? 良い交流を期待します」と歓迎の言葉。ハルビン付属小の児童代表が「山や海があり、各地で熱烈な歓迎を受け感動している。経験は一生の宝物。ぜひ中国にも来てください」とあいさつした。
ハルビン付属小の児童が校歌と扇子を持ち太極拳の動きなどを模した踊りを披露。朝四小はそろいの黒い法被姿でよさこいソーラン「暁薫らん」を勇ましく発表。それぞれ独特の旋律が文化の違いを感じさせ、互いの理解を深めた。子ども同士のプレゼント交換もあり、昼食は一緒に給食を味わった。
ハルビン付属小の邵恩棋さん(9)は「プレゼント交換で心の交流もでき、とっても意味のある旅行になった」と話していた。
一行は18日まで日本に滞在し、福島、千葉、東京、茨城などを訪れる予定。