2015年(平成27年) 7月17日(金)付紙面より
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鶴岡市越中山の月山あさひ博物村「月山カブトムシ園」が15日、今シーズンのオープンを前にセレモニーを行った。朝日保育園(渡部祐子園長、園児114人)の年長組が羽化して間もないカブトムシの成虫と触れ合った。一般の入場は18日から。
カブトムシ園は15年ほど前、「そば処大梵字」裏手の元サクランボ園で使用していた約2アール分のビニールハウスに、クヌギやコナラを植えて開設した。子供たちから自然への理解を深めてもらおうと、毎年夏場にオープンしている。
カブトムシは、動植物の生態に詳しい水野重紀さん(水野野生生物調査会主宰、同市双葉町)の指導の下、博物村内のトンネルピットなどで幼虫約2000匹を飼育。温度差で羽化の時期を調整し、開園中は常時100匹前後がいるように供給している。
オープニングセレモニーには同園の年長児28人が参加。カブトムシ約50匹が園内に放され、恐る恐る角を持ち上げたり、木に登らせたりした。切り株の上で2匹が闘う姿に目を輝かせる園児がいる一方、飛んだカブトムシが首筋に張り付き驚いて泣きだす園児もいた。
伊藤謙太郎君(6)は「家でクワガタを2匹飼っているから全然怖くない。また遊びに来たい」と話していた。カブトムシ園は8月16日まで(休園なし)。連日午前10時から午後4時まで開園する。入場は文化創造館との共通チケット(大人700円、小中学生450円、3歳以上の未就学児100円)が必要。問い合わせは月山あさひ博物村=電0235(53)3411=へ。