2015年(平成27年) 7月26日(日)付紙面より
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酒田市の東北公益文科大(吉村昇学長)で24日、公務員を目指す学生を対象にした就活サポートセミナー「公務員と語る 公務員を語る」が開かれた。県庄内総合支庁、庄内地域5市町の職員と学生が「やりがい」をテーマに話し合った。
公益大には公務員を目指す学生が多くいることから、自治体による大学支援の一環として昨年に引き続き企画した。この日は公務員志望の1、3年生約30人と県・市・町職員12人が参加。学生たちは2、3人ずつの小グループとなり、職員から話を聞くスタイルで進められた。
学生たちは「公務員の仕事について」「これまで仕事をしてきた中でうれしかったこと、誇らしかったことは」「素晴らしい体験を可能にした要因は」などと質問、職員たちは「2、3年で異動することが多い。異動のたびに全く異なる職業に就くのと同じ」「住民の笑顔を見ることができた時が一番うれしい」「常に相手の立場を考えて行動したから」などと答えていた。
セミナーを担当した公益大の和田明子教授(行政学など)は「他の大学ではこのような機会はない。より良い職業選択に向け、学生たちからはこのような機会を生かしてもらいたい」と話していた。