2015年(平成27年) 7月29日(水)付紙面より
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高校生を対象にした医療体験「オープンホスピタル」が28日、鶴岡市立荘内病院(三科武院長)で開かれた。将来医師や薬剤師を目指す高校生たちが、救命処置体験や院内施設見学を行い、医療の現場に触れた。
地域医療における中核病院としての役割を知ってもらうとともに、医療の現場に触れて医療に携わる志を高めてもらおうと同病院が2011年から毎年この時期に実施。5回目の今回は鶴岡南、鶴岡北、鶴岡中央の1、2年生合わせて16人が参加。
午前中はオリエンテーションに続いて人工呼吸や心臓マッサージ、気管挿管などの救命処置の模擬体験、手術室の見学を行った。このうち気管挿管では、訓練用の人形を用いて喉道展開に挑戦。「舌を左にそらして」「ブレードの面で押すイメージで」など医師に指導を受けながら取り組んだ。その後、医師と薬剤師の2コースに分かれてプログラムが進み、内視鏡外科手術や調剤の模擬体験などを行い、医療の現場を学んだ。
医師コースで参加した鶴岡南高2年の菅原拓海さん(17)は「どんな人が医療の現場で働いているかを知りたいと思い参加した。医師や看護師の方たちは親しみやすく、丁寧に指導してくれた」と話していた。