2015年(平成27年) 9月10日(木)付紙面より
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「救急の日」の9日、鶴岡市総合保健福祉センターにこ・ふるで、子どもの事故と安全を学ぶ救命講習が行われ、子育て中の母親らが乳幼児の人形を使った心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)講習を実技で学んだ。
鶴岡市子ども家庭支援センターが主催し今月1日にスタートした市子育てサポーター基礎講習(全7回)の一環。この日は受講している母親や子育て支援スタッフ、ファミリーサポートセンターで子どもを預かっている人など15人が参加した。
市消防本部の救急救命士が講師となり、一般的な心肺蘇生法に加え、赤ちゃんと小学生の人形も使ってAEDの使い方を指導。AEDについては「心臓がけいれんを起こしている人」に使い、心臓の動きが止まっている場合は心臓マッサージを行うことを説明。「心臓マッサージで心臓が動きだす可能性もある。AEDと併用しながら救急車の到着を待って」と説明した。
その後、受講者が一人一人、赤ちゃんなどの人形を使って実習。小学生には片手で、赤ちゃんには中指と薬指の2本で心臓マッサージを行うことや、小さい子どもにはAEDのパッドを胸と背中に貼ることなどを習った。ファミサポ事業で子どもを預かっているという女性は「実際にはこういった場面が起きないのが一番だが、万が一のときに講習を受けていると心構えが違う。すごくためになった」と話していた。