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2015年(平成27年) 10月7日(水)付紙面より

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絹の変化に興味津々

 「シルクガールズプロジェクト」に取り組んでいる鶴岡中央高校の女子生徒たちが絹の歴史や産業を学ぶシルクツアーが5日、鶴岡市内で行われた。精練や捺染(なっせん)の地元企業を見学したほか、繭クラフトなどを体験し『絹』に理解を深めた。

 同プロジェクトは絹産業の生産体制が残る同市で、同校と鶴岡織物工業協同組合が共同で展開。鶴岡シルクを素材にしたドレスの製作・発表などを通し、絹関連産業の振興を図っている。シルクツアーは地元産業への理解を深めてもらおうと同プロジェクトメンバーを対象に行い、今回で6年目。

 この日は総合学科の被服や食物コースの2、3年生21人が参加。午前中は同市羽黒地域の松ケ岡開墾場・本陣で同開墾場理事の山田陽介さんが松ケ岡開墾の歴史などについて講話。同開墾場内のアート体験施設「くらふと松ケ岡こぅでらいね」で繭クラフトを体験した。

 午後からは絹産業に関わる「羽前絹練」(新海町)と「芳村捺染」(安丹)を見学。このうち羽前絹練では、阿部純次社長や冨樫進工場長が初めはごわごわした絹織物からセリシンというタンパク質を取り除き、絹独特の滑らかな生地に仕上げる精練作業などについて説明。50メートルプール8個分という敷地内で職人が手作業で行っている作業現場などを見学した。

 食物コース3年の佐々木結衣さん(17)は「出来上がった素材だけでなく、シルクができる前の変化を知ることができて面白い」と話していた。

 今後、生徒たちはシルクドレスの製作や食べるシルクの食品開発に取り組む。

精練作業の準備段階で95度のお湯に浸された織物を見学する女子生徒たち=羽前絹練
精練作業の準備段階で95度のお湯に浸された織物を見学する女子生徒たち=羽前絹練



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