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2015年(平成27年) 10月24日(土)付紙面より

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早田ウリ活用 ジェラートやシャーベット試食

 鶴岡市早田に伝わる在来作物「早田ウリ」の保存活動を展開している「早田ウリ保存会」(本間新会長)は21日、地元飲食店などを招待して、早田ウリの加工品試食会を開いた。市場に出回らない作物の販路開拓を図り、地域活性化につなげる狙いだ。

 早田ウリはマクワウリの一種で、大正時代に北海道から持ち込まれたウリと地元産の「銀マクワ」の交雑で生まれたとされる。直径8―10センチで、灰白色の表面には細く浅い10本の溝がある。メロンのような優しい甘みと香りが特徴。市場に流通しない「幻の作物」となっている。

 現在は同市早田にある道の駅あつみ「しゃりん」の近くに約5アールのほ場を設け、年間約500キロを栽培。毎年旬の8月中旬ごろ、しゃりんの店頭に並ぶ。また、保存会では通年取り扱える商品を作ろうと、昨年「早田ウリジェラート」を開発。しゃりんで試験的に販売しており、売れ行きは上々という。値段は300円。

 この日、同市鼠ケ関地区の民宿や飲食店から3人と、市や保存会のメンバーら約20人が試食会に参加。ジェラートと、脂肪分を抑えたシャーベット、果肉を使ったソースなどを試食し、「若い人はミルクの風味が強いジェラートを好みそう」「シャーベットはさっぱりしていてウリの味が引き立っている。食前によさそうだ」などと意見を交わした。招待した民宿や飲食店の参加者からはいずれも好評を得て、「提供するレシピを考えたい」などとしてジェラートやシャーベットの注文があった。

 本間会長は「果肉ソースを焼酎に加えるのもおすすめ。さまざまな活用のアイデアがある。摘果作業など手間はかかる作物だが、販路拡大を図っていきたい」と話した。

在来作物の早田ウリを使ったジェラートなどを試食
在来作物の早田ウリを使ったジェラートなどを試食



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