2015年(平成27年) 10月29日(木)付紙面より
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鶴岡市田麦俣にある国土交通省酒田河川国道事務所中台除雪ステーションで27日、国道112号月山道路の除雪車出動式が行われた。全国でも有数の豪雪地帯を通る月山道路の冬期間の安全に向けて、備えが始まった。
酒田、山形の両河川国道事務所は、上名川、中台、湯殿山、月山沢、寒河江の計5カ所に除雪ステーションを設け、冬期間は沿線の約80キロ区間で除雪作業に当たる。今シーズンも酒田側、山形側でそれぞれ約50人のオペレーターが24時間体制で降雪に備える。
この日は両事務所や鶴岡市、西川町などの関係者合わせて約60人が出席。初めに安全祈願祭を行い、神事で今季の除雪作業の安全を祈願。続いて行われた出動式では、酒田河川国道事務所の樋口和則所長が「10月下旬以降はいつ降雪があってもおかしくない。安全な交通確保を実現するため、各関係機関に協力をお願いしたい」とあいさつした。
長年除雪に当たっている請負業者の作業員7人を功労者として両事務所長が表彰。業者代表による安全の誓いの後、オペレーターたちが3台の除雪車両に乗り込み、月山道路をデモンストレーション走行した。