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2015年(平成27年) 11月29日(日)付紙面より

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酒田の課題、活性化語り合う

 酒田市の丸山至市長と地元の若者が車座になり、地域の課題について直接対話する交流会が27日夜、同市の東北公益文科大公益研修センター内のコワーキングスペース「アンダーバー」で開かれた。市内外の若者約20人が「観光」をテーマに、酒田の課題や活性化策を自由に語り合った。

 公益大や民間関係者によるアンダーバー運営委員会(委員長・平尾清同大教授)が、若者に地域への関心を高めてもらおうと初めて企画。丸山市長も9月の就任時から、若者との対話を重要課題に掲げていたこともあり、実現した。18―40歳の希望者を募ったところ、公益大の学生や同市の若者を中心に鶴岡市など近隣からも参加した。

 初めに丸山市長が講話し、▽酒田の観光の課題=観光戦略を推進するコントロールタワーがない、観光ルートとしての商品化が手薄、地域内外の交通アクセスが悪い▽若者への期待=ITを使った情報発信、「おもてなし風土」の醸成と浸透、酒田に来る動機となるイベントやアイデアの提言―を指摘した。

 参加者はこれを受け、酒田の観光の課題や活性化のアイデアを自由に提言。「酒田は相馬樓など大人が楽しめる町で、そんな魅力をもっと発信すべき」「バリアフリー観光として、障害者らの受け入れ体制を整えピンポイントで呼べば、交通アクセスが悪くても人を呼べる」「京都などでもおもてなしは各スポットだけ。酒田の市民全員でおもてなしすれば、ここに来る理由になる」「友達を呼ぶとき、どこに連れて行き、何を食べてもらうか考えるように、一人一人が観光案内できるまちに」などの意見が出て会場は熱気に包まれた。

 また、若者の地域外への流出について「子供の頃にもっと地元の良さを知っておけば変わる」「親が『ここには何もない』と言うと、子供もそう思う。そのマインドを変えないといけない」などの指摘もあった。

 丸山市長は「とても楽しい時間だった。こっちが何をやろうとしているかを知り、まちづくりに関心を持ってもらう意味でも有意義。今後も教育や都市計画、福祉などテーマを変え、続けていきたい」と話した。

 平尾教授によると、次回は未定だが、2カ月に1回ぐらいは開きたい考え。

丸山市長(左手前)と若者が車座になって対話
丸山市長(左手前)と若者が車座になって対話



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