2015年(平成27年) 12月31日(木)付紙面より
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「大梵字」で30日、年越しそば打ち体験教室が開かれた。若者からお年寄りまで参加し、大みそかに食べるそばを打った。
体験教室は大梵字が毎年30、31の両日開催している恒例イベント。30日午前は市内外から家族など8組11人が参加し、二八そばと十割そばの2グループに分かれてそばを打った。そば粉は朝日地域産の「でわかおり」を使った。
参加者たちは同店のそば職人から指導を受けながら、こね鉢の中でそば粉に水を加えてかき回し、生地をこね上げて打ち棒で薄く四角に延ばした後、包丁とこま板を使って切りそろえるなど、手元に集中して一連の工程に挑戦していた。
職人から「生地の中心から外側に向けて、打ち棒で広げていくこと」「包丁は切ったら左側へ少し傾けると、次に切る部分が出てくる」と教えてもらい、慣れない作業に苦戦しながらもそば打ちを楽しんでいた。
同市睦町から夫婦で参加した海藤健太郎さん(38)は「昨年に続いて2回目の参加。そば粉に水を混ぜる加減が難しい。ちょうど良い堅さになっているといいのだが。大みそかに夫婦で食べる予定」と話していた。