2015年(平成27年) 4月16日(木)付紙面より
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囲碁の普及と地域活性化を図る「オール庄内早碁グランドチャンピオン大会」の予選会が14日、鶴岡市勤労者会館で始まった。持ち時間30分の「早碁」で勝負し、6月までの予選会で勝ち星の多い人がトーナメント決定戦に進む独特の方式。主催の日本棋院鶴岡支部(菅原昭治支部長)は「予選会は途中からの参加も可能。多くの方から参加してもらい、碁の面白さを広く知ってもらいたい」と話している。
同支部には150人の会員が所属し県内でも囲碁が盛んに行われている。しかし、高齢化が進み現役世代や若手会員が不足していることから、庄内一円の囲碁ファンの掘り起こしを図ろうと日本棋院酒田支部の共催を得て新たな大会を創設した。
予選会初日には鶴岡市を中心に20人が参加。持ち時間30分の「早碁」とあり、自分の手番で碁石を置きタイマーを押すまでほんのわずかという組も。会場には「パチリ」「ダンッ」という音がテンポ良く響いていた。大会参加は初めてという市内の70代女性は「まだまだ下手なので夢中になって打った結果、初戦は勝つことができた。勉強させてもらうつもり」と話していた。
予選会は毎月第2、第4火曜日に同会館で行われる。午後まで5回対局し、6月までの3カ月間で個人では最大30局対戦する。勝ち星の多い人がトーナメント決定戦(6月30日の予定)に進む。
鶴岡支部は、この大会と同時に今月4日から囲碁入門教室を同支部(鶴岡市伊勢横内、鶴岡ゴルフガーデン内)で開催している。担当者は「囲碁のルールは単純だが考えて先を読む力が必要。そうした力は読解力や理解力にもつながる。そうした面白さをいろいろな世代から知ってもらいたい」と話していた。
2015年(平成27年) 4月16日(木)付紙面より
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鶴岡警察署(近藤好司署長)の「高校生の自転車マナーアップキャンペーン」が15日、鶴岡市泉町の街頭で行われた。安全な自転車の運転と交通事故防止を呼び掛けた。
鶴岡地区地域交通安全活動推進委員協議会(石井正弘会長)や高校生と合同で交通事故防止や自転車マナーの向上を図ろうと毎年実施。今年は「新入学児童(園児)の交通事故防止強化旬間」(6―15日)の一環。
この日は鶴岡南、鶴岡北、鶴岡工業の各校生徒会や、近藤署長をはじめ同署員、地交推の会員ら合わせて約30人が参加した。小雨が降るあいにくの天候の中、午前7時半すぎに泉町の鶴岡税務署前で「高校生マナーアップキャンペーン実施中」とプラカードを掲げて活動がスタート。登校する高校生や、通行人に「おはようございます」「事故に気を付けて」「傘差し運転は危険ですよ」などと声を掛け、約30分にわたり安全運転を呼び掛けた。活動後、近藤署長が「自転車のルールは大人から子供まで同じ。小さいうちにしっかりとルールを身に付けることを今後も徹底して呼び掛けていこう」とあいさつした。