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2015年(平成27年) 7月31日(金)付紙面より

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記念文書交わし交流継続誓う 鶴二中と鹿児島・武中の兄弟校盟約40周年

 鶴岡市の鶴岡二中(加藤忍校長、生徒472人)と鹿児島市の武中(堀正信校長、生徒487人)の兄弟校盟約40周年記念式典と歓迎交流会が30日、鶴岡二中体育館で開かれた。両校生徒会長が「敬天愛人」の精神を受け継ぎ、交流の充実・発展に尽くすことを約束した記念文書を交わし、盟約50周年、100周年への交流継続を誓い合った。

 戊辰戦争をきっかけとした薩摩藩・西郷南洲(隆盛)翁と庄内藩・菅臥牛(実秀)翁の「徳の交わり」を機縁に、両市は1969(昭和44)年に兄弟都市の盟約を締結。これをきっかけに両校は75年に兄弟校の盟約を結び、2年ごとに交代で訪問団を派遣し合うなどして友好交流を深めている。

 式典には、武中の教職員と生徒代表、盟約後援会員ら親善訪問団計32人が参加。鶴岡二中の全校生徒や教職員、地元の盟約後援会員の盛大な拍手に迎えられ、記念の交流会に臨んだ。

 両校の校歌を出席者全員で斉唱した後、加藤鶴岡二中校長が「心に交流の種をまき、互いのことを思いながら芽を育て、兄弟校の交流をさらに発展、継続させよう」、堀武中校長が「今も伝えられる『敬天愛人』の南洲翁遺訓は鶴岡の人々の力によるもの。先人の徳の交わりを未来へとつなげていこう」とあいさつ。佐藤ゆづき鶴岡二中、近藤友里菜武中の両校生徒会長が盟約40周年記念の文書に署名・交換し、固い握手を交わした。式典後は生徒会主体のクイズ形式の歓迎交流会で交流を深めた。また、式典に先立ち鶴岡二中校庭に、両校代表がヤマボウシ1本を記念植樹した。

 武中親善訪問団一行は29日に来鶴し、榎本政規鶴岡市長を表敬訪問。31日までの滞在中は致道博物館や菅家、慶應義塾大先端生命科学研究所、加茂水族館、南洲神社(酒田市)を訪れる。

兄弟校盟約40周年記念式典で両校生徒会長が交流の発展を誓い合った(上)50、100周年への交流継続を願い両校代表が鶴岡二中校庭に記念植樹
兄弟校盟約40周年記念式典で両校生徒会長が交流の発展を誓い合った(上)50、100周年への交流継続を願い両校代表が鶴岡二中校庭に記念植樹


2015年(平成27年) 7月31日(金)付紙面より

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“サムライ気分”にご満悦

 米国マサチューセッツ州ケープコッドの中学生が27日から来月2日までの7日間、酒田市に滞在し、地域住民と交流しながら日本文化を体験している。29日には松山文化伝承館(難波富也館長)で甲冑(かっちゅう)の着付けを体験し、サムライ気分を味わった。

 訪れたのは、ケープコッド・ライトハウス・チャータースクールの生徒8人と教師2人の計10人。1995年度に旧松山中に赴任していたALT(外国語指導助手)の紹介で交流が始まり、以来隔年で松山中(現在は東部中)の生徒と相互に行き来している。

 29日は松山文化伝承館で、松山藩の藩主らが着けていた本物の甲冑を見学した後、松山まつり(5月1日)の武者行列祭典委員会関係者の指導で、同武者行列で使われるレプリカの甲冑を身に着けた。レプリカといっても、重さ12キロほどになる本格的なもの。生徒たちはサムライに変身していく自分を楽しむように着付け、完成すると、刀(レプリカ)を抜いてポーズを決め、笑顔で記念写真に納まっていた。サミュエル・スタービン君(14)は「日本の文化に興味があってこのプログラムに参加した。来てみて、予想以上に現代的な社会に驚いている。甲冑はとても重い」と話した。

 一行は滞在中、昨年にケープコッドに派遣された東部中の生徒宅を中心に、民家にホームステイ。28日は市役所を表敬訪問、29日は座禅やカヌー体験、すしパーティー、30日は鶴岡市の羽黒山登山、31日はそば打ちや木工体験などを行う。

甲冑を着付け、ご満悦の米国の中学生たち
甲冑を着付け、ご満悦の米国の中学生たち



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