2016年(平成28年) 2月19日(金)付紙面より
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鶴岡市の大宝幼稚園(三浦洋介園長、園児110人)の年長組が自分たちで考えたお話に、鶴岡市出身の絵本作家・土田義晴さんから挿絵を添えてもらう絵本作りが18日、同園で行われた。
同園は日頃から園児の読書活動に力を入れており、本の読み聞かせや市立図書館での本の貸し出し体験のほか、園児たちが手作りした絵本を互いに読み合ったり、年下の子供に読み聞かせたりしている。
土田さんとの絵本作りは昨年に続いて2回目。卒園を控えた年長組の園児30人が考えた物語をB4サイズでプリント。この日、同園を訪問した土田さんが園児たちの考えた物語を読み、プリントの空いたスペースに挿絵を描いた。
物語は動物と友達になって遊園地や南の島に出掛けるものや、チーズバーガーの車を作って最後は食べてしまうものなど、子供らしい豊かな発想で書かれたものばかり。土田さんは「空想と日常生活が行ったり来たりする話は、絵本作家では書けない素晴らしいもの。とても勉強になる」と話しながらペンを進めていた。
30の物語は「手づくり絵本 第2集」として一冊にまとめるという。