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2016年(平成28年) 2月20日(土)付紙面より

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公益大 学生20人、都内で各分野「一流」体験

 東北公益文科大学(吉村昇学長)の「一流体験合宿型研修プログラム」が16―18日の2泊3日の日程で東京都内で行われた。学生たちは、菓子製造・販売などの「カルビー」元社長で現在、NPO法人「日本で最も美しい村」連合副会長を務める松尾雅彦さんの講話、新歌舞伎座での歌舞伎鑑賞などの体験を通じて次代を担うリーダーとしての素養を学んだ。

 「人材育成教育プログラム」の一環で公益大後援会(上野隆一会長)が2012年度に始めたもの。学生たちに日本を代表する一流の人物、仕事、芸術・文化などを体験する機会を与えることで、次代のリーダーにふさわしい教養を体得させるのが目的。4回目となった本年度は1―3年の男女20人と教員3人が参加した。16日は鉄路で上京、銀座の新歌舞伎座で歌舞伎を鑑賞するなどした。

 2日目午前は千代田区丸の内にあるカルビー本社に出向き、松尾さんによる講話を聴講。自著「スマート・テロワール」(学芸出版社刊)の中で「農業・農村にこそ日本最後の成長余力がある」と主張する松尾さんは「大都市と農村部の人口推移を比較した場合、最も問題視されるのは少子高齢化ではなく、特に若者が農村から都市へ向かう『向都離村』。どんな国でも首都はにぎわっている」と指摘、「フランスではミシュランの星のある店はほぼ田舎にある。酒田も、鶴岡も古い文化を生かしつつ、新しい食文化を創造して」と述べた。

 参加学生の一人、三上陽香さん(20)=2年=は聴講後、「農村を守るためには若者も積極的に関わっていくことが重要だと思った。農村の美しさを維持していくことの大切さをあらためて思い知った」と語った。

 そのほか、凸版印刷情報コミュニケーション事業本部(東京都文京区)の名和正道さんによる講話を聴講したほか、台東区谷中で外国人に人気のある旅館「澤の屋」を経営する澤功さんらへの聞き取り調査などを実施した。

 研修の様子は後日、本紙記者の同行記で詳細を紹介する。

農村を守ることの意義を語った松尾さん(前列左から3人目)を囲む学生たち=17日午前、カルビー本社
農村を守ることの意義を語った松尾さん(前列左から3人目)を囲む学生たち=17日午前、カルビー本社

外国人に人気の旅館を経営する澤さん(中央)に話を聴く学生たち=17日午後、澤の屋
外国人に人気の旅館を経営する澤さん(中央)に話を聴く学生たち=17日午後、澤の屋



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