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2016年(平成28年) 2月21日(日)付紙面より

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酒田雛街道スタート 港都に華やかな春の息吹

 今年で20回目を迎えた酒田市の雛(ひな)巡りイベント「酒田雛街道」が20日、本格的にスタートした。市内の各観光スポットなどで地元の旧家に伝わってきた雛人形が展示され、華やかな春の息吹を伝えている。

 市内の商工・観光団体などによる実行委員会(眞島裕実行委員長)が1996年度から始めた。20周年の今年は、20日から4月3日までをメーン期間に、市内の13カ所で雛人形や雛道具、土人形、つるし飾りの傘福などを展示する。

 20日から展示を始めた同市相生町一丁目の私設美術館「酒田あいおい工藤美術館」では、ともに江戸時代後期の名工といわれる仲秀英、渡邉山城正玉翁の各古今雛など雛人形約200体、古い傘福約10組などを展示した。このうち仲秀英作は鶴岡市内の旧家に伝わってきたもので、今回が初公開。男雛、女雛とも端正な顔立ち、金糸の刺しゅうなど華やかな衣装で訪れた人の目を引いている。

 同市芸術文化協会長でもある工藤幸治館長(76)は「見るたび、自分も年を重ね変化しているので、新たな発見があり、飽きることがない。昔の人はこうして年に一度、おひなさまと対面しながら、自分の審美眼や精神的な成長も見つめてきた。それに耐えるものとして美術や芸術が育まれてきた。大事にしていきたい」と話した。同美術館の展示は4月5日まで。入館料は大人300円。

 今年は20周年を記念し、景品がもらえるスタンプラリーも実施中。有料施設の入館料が割り引きになる特別雛めぐり券を酒田観光物産協会の観光情報サイト「酒田さんぽ」からダウンロードできる。問い合わせは同協会=電0234(24)2233=へ。

酒田雛街道がスタート。華やかな雛人形が港都を春色に彩っている=20日、酒田あいおい工藤美術館
酒田雛街道がスタート。華やかな雛人形が港都を春色に彩っている=20日、酒田あいおい工藤美術館



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