2016年(平成28年) 3月6日(日)付紙面より
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東日本大震災から丸5年となる11日に向け、酒田市中町二丁目の「酒田柳小路屋台村『北前横丁』」で4日、屋台の店主らが震災のメモリアルイベント用のキャンドルを作った。来店者にメッセージを書いてもらい、11日夕にともす。
同屋台村は、市の第三セクター「酒田まちづくり開発」(西村修社長)が中心市街地のにぎわい創出を狙いに整備し、昨年10月にオープン。現在9店舗が営業している。今回はまちづくりを担う一員として、11日に中町モールを主会場に開かれる震災メモリアルイベント「5年目のキャンドルナイトin中町」に参加。
この日は、屋台村の店主や酒田まちづくり開発、中町中和会商店街、同メモリアルイベントの実施主体である生涯学習施設「里仁館」(冨士直志館長)の関係者ら約30人が参加。里仁館から提供された材料を使い、紙コップに色とりどりのサイコロ状のろうを入れて固めたキャンドル約300個を作った。
キャンドルナイトは震災の記憶を風化させないようにと3月11日夕、家族や友人・知人らと一緒に自宅やイベント会場でろうそくに火をともし、震災の時を思い起こし、被災地や被災者を思い、何をすべきかを考えるイベント。参加者の一人は「慰霊と復興、そして酒田の中心市街地の活性化への願いも込めてともしたい」と話した。
キャンドルナイトと同時に11日午後6時点灯。