2016年(平成28年) 3月12日(土)付紙面より
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高齢者の靴などに夜光反射材を貼付する「夜光反射材貼ってあげ隊」の活動が10日夕、酒田市のヤマザワ東大町店で行われ、女性隊員らが買い物客の靴やかばんに夜光反射材を貼った上で、交通安全を呼び掛けた。
高齢者が犠牲になる交通事故の根絶に向けて夜光反射材を十分に活用してもらおうと、酒田警察署(齋藤日出男署長)は昨年、酒田地区交通安全協会女性部会役員、酒田地区地域交通安全活動推進委員協議会の女性会員計26人を「貼ってあげ隊」の隊員に委嘱。高齢者が多く利用する病院・医院、スーパーなどに出向き、靴や衣服などに夜光反射材を貼り付ける活動を随時展開している。
今回は、同日から県下一斉に始まった「雪どけ期における交通事故防止キャンペーン」(県交通安全対策協議会主唱、16日まで)の一環として行われ、隊員と署員、県庄内総合支庁・市の職員計約20人が参加。夜光反射材とともに、運転免許証自主返納制度を解説したチラシなどを用意した。
参加者は同店出入り口前で、買い物のために訪れた高齢者らに「交通事故の多発が懸念されます。気を付けて」と語り掛け、夜光反射材を手渡したり、靴に貼り付け。高齢者は「気を付けます」と受け取っていた。