2016年(平成28年) 4月3日(日)付紙面より
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東北公益文科大(吉村昇学長)の2016年度入学式が2日、酒田市の公益大公益ホールで行われた。
本年度の新入生は公益学部201人、大学院修士課程7人の計208人。2年連続で入学者数が200人を超えた。
入学式では新入生の名前読み上げに続き、吉村学長が「大学は自由な発想で思索し、自立した生き方ができる無限の可能性のある場。そこで学び、達成感を味わうことは人生で最も貴重な時。大きな目標・課題を自らに課し、その達成に努力してほしい」と式辞。新田嘉一理事長(平田牧場グループ会長)は「この4年間を人生で最も大切な時と自覚し、やりたいことは全部やってほしい。在学中に必ず、一度は海外留学を経験して外から日本を見てほしい。4年後、立派な社会人になって巣立つことを期待する。おめでとう」と激励した。
吉村美栄子県知事、榎本政規鶴岡市長の祝辞に続き、学部入学生代表の工藤優真さん(18)=県立鶴岡中央高卒、庄内町出身=が「日本で最も地域に根差した大学という特色を生かし、インターンシップやボランティア活動、地域行事を通して積極的に地域の人たちと関わることで将来、自分がなすべき役割を明らかにしたい。たくさんの仲間や先輩、教職員との出会いを通し、一回りも、二回りも大きく成長できるよう努力していく」、大学院入学生代表の土田大さん(24)=山形銀行勤務、鶴岡市出身=が「私たちはそれぞれ目標とすることは違っても、本学での学びを通して地元、山形に貢献したいという大きな方向性は同じ。アジアビジネス人材養成講座で実践的な英語、各国ならではの文化、宗教を学ぶことで自分自身が県内企業とアジアをつなぐ一つの懸け橋になりたい」と決意表明した。