2016年(平成28年) 4月30日(土)付紙面より
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酒田市升田の「玉簾(たますだれ)の滝」で28日、夜間のライトアップが始まり、カップルなどが訪れ、幻想的な雰囲気に浸っている。5月5日まで毎晩行われる。
玉簾の滝は約1200年前に、弘法大師が神のお告げで見つけ命名したと伝えられる。幅約5メートル、落差約63メートル。落ち口から垂直に落ちる「直瀑(ばく)」としては県内随一の規模を誇る。
ライトアップは、升田自治会(池田善幸会長)が毎年、5月のゴールデンウイークと8月のお盆期間、地域の魅力をアピールしようと実施している。
初日のこの日は日没とともに、4基の大型ライトが点灯。新緑の中にとうとうと流れ落ちる滝を照らし出した。小雨が降る中、傘を手にしたカップルや行楽客が次々に訪れ、幻想的な光景に息をのむように見入っていた。ライトアップは5日まで毎日、日没から午後10時ごろまで行われる。