2016年(平成28年) 5月7日(土)付紙面より
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鶴岡市神明町の伊勢両宮(辻省三宮司)で5日、午前と午後の2回にわたり講社大祭が行われた。約200人の講員が参列し、講員の安泰と地域の発展を祈願した。
伊勢両宮は三重県伊勢市にある伊勢神宮が本宮で、本殿は天照皇大御神を祭る内宮(ないくう)と豊受大御神を祭る外宮(げくう)に分かれる県内唯一の両宮の神社。今年は外宮御鎮座以来300年(内宮鎮座はその25年後)、内宮、外宮御遷座30年の節目の年に当たる。2月には本宮である伊勢神宮より第62回式年遷宮の御神宝御鏡(みかがみ)、御神矢入御靭(おしんやいりおんゆぎ)を譲り受けた。
戦前から続いた代参講社は戦後一時休講したが、講員800人余りで1958(昭和33)年に復活。今年で58回目となる大祭は昨年までは4月29日に行っていたが、今年から地域行事と重なることを避けて5月5日に開催。
この日午後の大祭には約60人の講員が参列。祝詞奏上、巫女(みこ)舞、玉串奉納など神事が行われた後、境内で伊勢神楽が奉納され、講員の安泰と地域の発展を祈願した。神楽では18年ぶりに復活奉納された繰りものが披露された。