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2016年(平成28年) 5月13日(金)付紙面より

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女性パワー生かし農水産加工品開発

 昨年6月に酒田市の人材育成事業で立ち上がった「さかた女流地域づくり塾」(塾長・今村奈良臣東京大名誉教授)に11日、新たに運営協議会が設立された。行政主導の活動から塾生の主体的な活動にステップアップするもので、本年度は新たに東北公益文科大の学生と連携し、女性パワーを生かした農林水産加工品の開発などにも取り組む。

 さかた女流地域づくり塾は、人口減少による地域の危機が叫ばれる中、農業を軸にした女性の異業種交流ネットワークを、農業や地域の活性化につなげるもの。昨年度は座長の中原浩子東北公益文科大特任講師の下、市内の農家・非農家の女性約20人が、全国ねぎサミットや横浜市のフリーマーケットへの出店などを実施。横浜については個人向けの野菜の定期便発送や、寒鱈まつりへの来酒など交流が拡大しつつある。

 この日、市交流ひろばで開かれた運営協議会の設立総会には、塾生14人が参加。会費の徴収(年1000円)や事務局の設置(市農政課)など規約を決め、会長には中原座長を選任した。本年度事業では、横浜市との交流の継続・発展、酒田市内での農業体験交流イベント、料理教室のほか、新たにJRのジョイフルトレイン「きらきらうえつ」車内での農産物販売、公益大と連携した活動に取り組むことなどを決めた。

 このうち公益大との連携では、中原座長が本年度の同大前期カリキュラムで開講したプロジェクト型応用演習「学生さかた女流地域づくり塾」の受講生(2、3年生13人)と共に、酒田の農業を活性化する新たなアイデアを考え、事業化を目指すもの。

 この日は総会終了後、同演習の学生4人が自分たちで考えたアイデアを発表。庄内産農産物を使ったソフトクリーム、花を使ったビールやリキュール、紅花や藍染めの伝統技術を使った若い女性向け商品の開発、農家の民泊体験などを提案し、塾生たちと和気あいあいと意見交換、アイデアを膨らました。

 中原座長は「女流塾と公益大生の連携で開発したものを、公益大のカフェで提供したり、酒田市のふるさと納税の返礼品に使ったりできれば」と展望を語った。

運営協を立ち上げ、住民主体の活動に移行。総会終了後に公益大生も加わり、酒田の農業活性化のアイデアを楽しく語り合った
運営協を立ち上げ、住民主体の活動に移行。総会終了後に公益大生も加わり、酒田の農業活性化のアイデアを楽しく語り合った



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