2016年(平成28年) 6月14日(火)付紙面より
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鶴岡市覚岸寺の産直施設「百万石の里しゃきっと」(菅原豊喜組合長)など主催の食育・地産地消生産者農場見学会が12日、鶴岡市内で行われ、地場野菜を使ったピザ作り体験やサクランボ狩りなどで生産の現場に触れた。
市食育・地産地消推進協議会(東山昭子会長)との共催で毎年実施。消費者が生産者のほ場を見学し収穫体験するとともに、生産者の声を聞きながら技術の高さ、豊かな農産物の理解につなげる狙い。
この日は親子連れや女性グループなど20人が参加。最初に同市羽黒町押口のイタリア料理店「穂波街道 緑のイスキア」を訪れ、しゃきっとで用意したトマトやインゲン、ズッキーニなどの新鮮野菜を使ってピザ作り。同店スタッフでナポリピッツァ協会認定職人の稲船洋行さん(29)に教わりながら、一人ずつ生地を延ばして野菜やチーズを載せて500度の石窯へ。1分半ほどで周囲がぷっくりと膨らんだピザが焼き上がると笑顔が広がった。
親子3人で参加した朝暘五小2年の佐藤幸之助君は「野菜が好き。ピザ作りは楽しかった」と話していた。
その後、小淀川のキュウリのほ場見学や青龍寺でサクランボ狩りとトマトほ場の見学、お昼は組合員特製の変わりご飯おにぎりを味わった。