2016年(平成28年) 8月27日(土)付紙面より
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鶴岡市の大山小学校(奥山愼校長、児童322人)で25日、本年度の「大豆100粒運動」の一環で、1年生47人が育てた枝豆「尾浦」を収穫した。
同運動は料理研究家で随筆家の辰巳芳子さんが命の尊さや食物の貴重さを教え、国産大豆の復活と日本の食文化の正しい伝承などを目的に提唱し、全国各地で行われている。
同校では昨年度、県内で初めて参加。辰巳さんと親交がある同市大山一丁目のつけもの処本長の本間光廣会長(71)が声を掛け、当時の富樫均校長が趣旨に賛同して始まった。
この日は本間会長が同校を訪問。児童たちの背の高さ以上に生い茂った枝豆畑にしゃがみ込み、「よいしょ」の掛け声で抜き取った。中には一人では抜けず友達と一緒にやっとの思いで収穫する児童も。収穫した枝豆は各自家へ持ち帰った。
採種用の枝豆は10月ごろ収穫し、乾燥させた後種を取り、来年の1年生に引き継ぐという。