2016年(平成28年) 10月20日(木)付紙面より
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降雪シーズンを前に、鶴岡市のNEXCO東日本鶴岡管理事務所(村崎慎一所長)で18日、除雪作業車の出動式と雪氷作業の安全祈願祭が行われた。
同事務所は山形自動車道の湯殿山インターチェンジ(IC)から鶴岡ジャンクション(JCT)までの約30キロと、日本海沿岸東北自動車道の酒田みなとICから鶴岡JCT料金所までの約30キロを管轄。雪氷対策期間を11月1日から翌年4月15日と定め、除雪車両約20台を配備し、約40人のオペレーターが24時間体制で作業に当たる。同事務所管内では例年、累計降雪量は約10メートルで、最大積雪が3メートルの箇所もあるという。昨年の出動は11月26日から今年の4月9日まで。
この日は同事務所や県警本部交通部高速道路交通警察隊、作業員など合わせて約50人が出席。神事で出席者が玉串をささげて安全を祈願。続いて出動式が行われ、村崎所長が「安心安全な交通網の確保がわれわれの使命。力を集結させてまい進していこう」とあいさつした。
その後、作業員は除雪車3台に乗り込み、庄内あさひICまでデモンストレーション走行に出発した。
2016年(平成28年) 10月20日(木)付紙面より
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鶴岡北高校(土田真一校長)で18日、1年生を対象にした地元企業説明会が行われた。庄内各地の製造や金融、サービス、農協など19社・団体が参加し、生徒たちが各ブースを回って地元企業の事業内容や魅力について学んだ。
若い世代が進学などを契機に県外へ流出する傾向が高まる中、大学卒業後に古里へ戻ってくる人材の育成を図ろうと同校が初めて企画した。地元企業の魅力を知るとともに、就職のため今後どんなことを勉強するべきか、社会人として必要なスキルは何かなどを生徒たちから学んでもらうことが狙い。
説明会は総合学習の時間を利用して行われ、1年生157人が参加した。初めに全体講演会で鶴岡市役所職員が「庄内の現状と地域活性化のためにできること」と題し、若者の流出が顕著な現状などについて説明した。
続いて体育館で各企業の説明会が行われ、生徒たちは8―10人のグループに分かれて希望した企業、団体のブースで担当者の説明を聞いた。担当者はそれぞれの業務内容や作っている商品、仕事の魅力などを説明するとともに、「今後学んでほしいこと」「企業が求める人材」などを生徒たちに伝えていた。
各企業の説明は15分間の持ち時間で、生徒は3社・団体を選んで目当てのブースを回った。大滝詩凪さん(15)は「説明してくれた方が一度都会に出てから地元に戻った経験があり、地域へ貢献する大切さについて話してくれた。自分も進学を希望しており、今後の参考にしたい」と話していた。