2016年(平成28年) 10月28日(金)付紙面より
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鶴岡市の大泉保育園(平藤久喜園長、園児110人)の年少児たちが27日、同市松根地内の柿畑で庄内柿の収穫と渋抜きの見学を行った。園児たちはたわわに実った柿を丁寧にもぎ取った。
平藤園長は自宅近くにある15アールの柿畑で約30本の平核無(ひらたねなし)を栽培。同園では3年ほど前から地域農業への関心と理解を深める食育の一環として、平藤園長の柿畑で体験を行っている。
この日は年少児19人が参加。平藤園長に「オレンジ色のおいしそうな柿を取って。籠に入れた時に傷つかないように枝ははさみで切ってください」と収穫方法を聞いた後、柿の収穫に挑戦。「これ大きい」「きれいな色」と色づいた柿を次々ともぎ取った。
もぎ取りの後は渋抜きを行い、籠いっぱいに収穫した柿を入れた袋にアルコールを注ぐ様子を見学した。園児たちは「収穫は楽しかった」「少し疲れた」「取った柿を食べるのが楽しみ」と笑顔で感想を話していた。
柿の収穫体験は31日に年中児、来月2日に年長児が行う予定で、収穫した柿は後日保育園でおやつとして食べられる。