2016年(平成28年) 10月28日(金)付紙面より
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庄内地域産業振興センター(小林貢理事長)主催の「やまがた“ネットショップ”フォーラム」が26日、鶴岡市末広町の庄内産業振興センターで開かれ、ネットショップの先駆けとして知られるTシャツ専門の通信販売サイトを運営する「イージー」代表の岸本栄司さん(京都)の講演などを通し、ネットショップのブランド戦略などについて学んだ。
ネットショップなどのeコマース事業(電子商取引)が2020年には20兆円規模の市場に拡大すると予想される中、商圏のないeコマースが地方の中小企業や小規模事業者に大きなチャンスであることを知ってもらい、新たな事業価値創造や具体的なマーケティングについて学ぼうと企画。今回をセッション1とし、12月2日に農業経営での実践者を招いたセッション2と2本立て。
この日は地元をはじめ宮城や岩手などから一般や庄内農業高校の生徒ら約80人が参加。1997年からオンラインビジネスを立ち上げ年商約7000万円を売り上げている岸本さん、高知県で120年続く老舗竹屋の4代目で地元でしか採れない「虎斑竹(とらふだけ)」という地域資源でブランドを確立している山岸竹材店の山岸義浩さんの2人が講演。強烈な個性を放つ2人が、「いい物は売れる」と力説。このうち岸本さんは「品数を増やすのでは楽天やアマゾンには勝てない。個性ある自社製品で価格が高い商品に特化する」などブランドを確立するための基本を語った。
その後、岸本さん、山岸さん、ヤマガタWebビジネス研究会の我孫子勝広会長の3人で「価値創造×ネットショップ×地域創生」をテーマにトークセッションを繰り広げた。