2016年(平成28年) 2月16日(火)付紙面より
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通常の競技より大きめの球を使うラージボール卓球と、温泉を楽しむ「温泉卓球inあつみラージボール卓球交流大会」が13、14の両日、温海中学校体育館で行われた。40歳以上の卓球愛好者が県内各地から集まり、熱戦を繰り広げた。
競技大会が減る冬季に、運動不足解消や愛好者相互の交流、庄内の温泉地への誘客などを兼ねて鶴岡卓球協会主催、温海卓球協会主管で毎年開催している。12回目を迎えた今回は、1部(40歳以上)と2部(60歳以上)合わせて県内各地から26チーム計260人が出場。初日の13日は競技の後、温海地区のホテルに宿泊して温泉と交流会を楽しんだ。
1、2部とも男女の混合ダブルスで、5組一チームのチーム対抗戦。6、7チームによる予選リーグを経て、順位決定トーナメントに進んだ。使用される球は通常の卓球競技より直径が4ミリほど大きく、ラリーが続きやすいことがラージボール卓球の特徴となっている。
試合に臨んだ各選手は中高年とは思えないほどの機敏な動きで球を追い掛け、思い切り踏み込んでのスマッシュ、相手のミスを誘うようなカットと高い技術を競い合い、熱戦を繰り広げていた。
庄内町から参加した50代男性は「温泉も参加する楽しみの一つ。主催者側がおもてなしの心で準備してくれているのが伝わってくる大会で、和気あいあいと競技を楽しんでいる」と笑顔で話していた。
2016年(平成28年) 2月16日(火)付紙面より
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酒田市主催の移住者交流会が13日、市日向コミュニティセンターなど同市の日向地区で開かれ、庄内各地の移住者たちが旬の寒鱈(かんだら)汁を作って会食し、交流を深めた。
同市では本年度、政策推進課内に移住相談総合窓口を設け、専従職員を配置するなど移住促進に力を入れている。交流会は移住者のネットワークづくりを支援しようと、昨年10月に港南コミセンで芋煮会を開いたのに続き、今回が2回目。この日に日向地区で行われた「日向ささえあい除雪ボランティア」の参加者や東北公益文科大の学生を含め、庄内一円の移住者ら約20人が参加した。
参加者はこの日午後、日向コミセンで、庄内浜に水揚げされた寒ダラ2匹を自分たちでさばき、豆腐やネギを切って、大鍋で煮た。完成後は同市升田の地域おこし協力隊員、佐藤美和さん方に移動し、会食しながら交流した。
山辺町出身で2012年から酒田市北千日町に住んでいる県職員、渡辺保さん(28)は「芋煮会に続き2回目の参加。酒田での人間関係づくりはゼロから始めた感じで、同じような境遇の人と出会えるこういう機会は貴重。みんながどうやってつながりをつくっているか興味がある」と話した。
市の担当者は「地域の生活や食文化を体験しながら、地域になじんでほしいと企画。今後も多面的に移住を支援していく」としている。
一方、この日の除雪ボランティアは国土交通省の克雪体制支援調査事業の一環で、日向コミュニティ振興会や市社会福祉協議会、市などが連携して本年度、先月23日との2回にわたり実施。今回は同市八幡地域を中心に庄内一円の中学生から一般まで約140人が参加し、日向地区の高齢者や障害者の18世帯で除雪を行った。