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2016年(平成28年) 2月26日(金)付紙面より

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女性就農や6次化考える

 酒田市と県庄内総合支庁の「農商工観連携・6次産業化セミナー」が24日、同市の東北公益文科大公益ホールで開かれた。庄内地方の農業や行政関係者ら約80人が、講演や事例発表などを通じ、女性の就農や6次産業化について考えた。

 初めに、同市の本年度新規事業「さかた女流地域づくり塾」について、同塾座長の中原浩子東北公益文科大特任講師が活動報告。昨年6月に市内の農家・非農家の女性約30人で立ち上げ、11月には横浜市で農産物販売を通じて消費者と交流、今後は人をつなぐコーディネート事業を起業する方針などを紹介した。メンバーは「農業に魅力を感じていなかったが、メンバーと出会い、未来が明るくなった」など感想を述べた。

 続いて農林水産省経営局就農・女性課女性活躍推進室課長補佐の千葉芳信さんが「農業界において女性農業者が活躍することの意味」と題して講演。2014年の全国の新規就農者約5万7000人のうち、49歳以下の女性は約1割と少ない一方で、女性が主体的に関わる農業経営体は販売額や多角化で優れているという統計を挙げ、「女性が関わると経営力が高まる」とした。

 また、国の女性就農支援事業「農業女子プロジェクト」について「農業女子と民間企業が女性の生産力、知恵力、市場力を介し、ウイン・ウインの関係を構築する」と説明。若い女性に人気のピンクの軽トラ開発などを紹介し、「女性の活躍には男性の理解と背中を押す一言が必要」と訴えた。

 その後、6次産業化の事例として、フォワードさんぜ(鶴岡市)の石塚慶さん、わくわく夢クラブ(庄内町)の本間和子さん、ハーフタイム(酒田市)の松本麻里さん、手造り加工富ちゃん(遊佐町)の佐藤富子さん、庄内協同農産(三川町)の五十嵐英一さんがそれぞれ、笹(ささ)巻きや米粉スイーツなど農産加工の取り組みを紹介し、課題や展望を語った。

活動の感想を述べる「さかた女流地域づくり塾」のメンバーたち
活動の感想を述べる「さかた女流地域づくり塾」のメンバーたち


2016年(平成28年) 2月26日(金)付紙面より

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伝統工芸品に理解深める

 鶴岡市立温海中(越中聡校長)のしな織体験学習が25日、同市の関川しな織センターで行われた。同校の1年生たちが織り機を使った体験などを通して、地域に伝わる工芸品について理解を深めた。

 地元の伝統文化を学ぼうと同校が毎年この時期に実施。対象の1年生は、来年2年次の修学旅行で京都を訪れ、西陣織を体験する予定で、その際の予備学習も兼ねている。

 今回は1年生56人が参加。3グループに分かれ、織り機を使ったコースター作りや、しな糸を編んでのタッセル作り体験に取り組んだほか、関川しな織協同組合の五十嵐正組合長の講話を聞いた。

 このうち、コースター作り体験では、指導者から教わりながらリズムよく「パタン、パタン」と音を立てて作業を進めた。阿部侑人君(13)は「小学生の時にも体験したことがある。今回は前よりもうまくできた」と話していた。

 各体験ではセンター職員や地元住民が指導。また、温海地域での県内外からの中高生の修学旅行や企業の研修旅行などの受け入れをサポートするNPO法人「自然体験温海コーディネット」や、地域おこし協力隊のメンバーらが協力した。

リズムよく織り機を鳴らして作業を進めた
リズムよく織り機を鳴らして作業を進めた



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