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2016年(平成28年) 2月5日(金)付紙面より

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地元婦人も協力 車椅子贈る

 リサイクル資源を回収し、福祉施設へ用具を寄贈している鶴岡市のNPO法人「愚山会」(佐藤満子理事長、会員32人)は3日、同市社会福祉協議会くしびきデイサービスセンター(上山添、佐藤優所長)に車椅子1台を寄贈した。市櫛引老人福祉センターで寄贈式が行われた。

 同会は2000年に設立し、鶴岡市へ資源回収実施団体として登録。箸袋や空き缶のプルタブ、新聞紙などの資源回収で得た報奨金を福祉施設への物品贈呈に充てている。活動は地元庄内や県内一円、関東圏などに広がっており、他県から段ボール箱いっぱいの資源が送られてくることも。これまで市内の老人や障害者の福祉施設へカラオケ機器や大型スクリーン、電子ピアノや絵本などの知的玩具を贈っている。

 今回は、資源集めに協力している平藤はつせさん(91)=西片屋=と黒井弘子さん(75)=東荒屋=が「櫛引地域の高齢者福祉に役立つよう車椅子を寄贈してほしい」と愚山会に希望を伝え、これが実現した。平藤さんは地元婦人会の会長時代から10年余りかけて箸袋を集め、これまで小さめの段ボール箱8個分を提供。黒井さんが同会まで運搬するなど協力してきた。

 寄贈式では佐藤理事長が平藤さんと黒井さん、デイサービスセンターの佐藤所長に車椅子を引き渡した。車椅子はアルミ製の軽量タイプで約6万円相当。佐藤所長は「大事に使わせていただきます」と謝辞を述べ、平藤さんと黒井さんは「いつか櫛引地域にも役立つものを贈ってもらえたらと考えていた。長年の夢がかなったよう」と笑顔を見せていた。

佐藤理事長(右)が「櫛引地域の福祉に役立てて」と車椅子1台を引き渡した
佐藤理事長(右)が「櫛引地域の福祉に役立てて」と車椅子1台を引き渡した


2016年(平成28年) 2月5日(金)付紙面より

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香り華やか味柔らか生新酒

 立春の4日、日が昇る前に生新酒を搾り上げる「立春朝搾り」が全国の38蔵元で行われた。庄内地域では鶴岡市大山三丁目の加藤嘉八郎酒造(加藤有造社長)で限定酒が仕込まれ、日本名門酒会加盟の酒販店を通じて販売された。

 搾りたてのフレッシュな新酒を楽しんでもらうとともに、おいしい酒で新しい春を迎えようと同名門酒会が1998年から毎年行っている。県内の蔵元や酒販店は2003年から参加している。

 加藤嘉八郎酒造では県内産の美山錦を麹(こうじ)米に、先月11日から醪(もろみ)の仕込みを開始。精米歩合50%で純米吟醸酒に醸造した。出荷数は720ミリリットル詰めが4200本(昨年3800本)、1・8リットル詰めが1800本(昨年1350本)といずれも前年より増加した。

 新酒の搾りは前日の午後10時ごろにスタート。4日午前3時ごろまで作業が進められ、その後は瓶詰め作業が行われた。同6時すぎに名門酒会の地元加盟店関係者が集まり、蔵元の関係者などと合わせて約30人で「立春朝搾り」のラベルを瓶に貼り付けた。

 その後、同市の荘内神社で蔵元、酒販店、消費者の無病息災、商売繁盛、家内安全を祈願。おはらいを受け清められた縁起の良い生新酒は、各酒販店を通じてその日のうちに販売された。

 同酒造の加藤嘉隆さんは「香りは華やか、味は柔らかでフルーティーと、杜氏(とうじ)も満足する出来。口に含むと自然に笑みがこぼれそうで、縁起物としてふさわしい酒に仕上がった」と話していた。

蔵元や酒販店の関係者が協力して「立春朝搾り」のラベルを酒瓶に貼り付けた
蔵元や酒販店の関係者が協力して「立春朝搾り」のラベルを酒瓶に貼り付けた



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