2016年(平成28年) 2月4日(木)付紙面より
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鶴岡市の民田保育園(佐藤崇昌園長、園児50人)でも豆まきが行われ、園児たちが地域の高齢者と鬼を退治して交流を深めた。
同保育園では季節行事として毎年豆まきを行っている。15年ほど前からは市の補助事業を活用し、地域交流、世代間交流を図ろうと地域の高齢者たちと共に実施している。
この日は地域の高齢者サークルのメンバーや園児の祖父母ら約20人が同園を訪問。初めに、園児たちが踊り、太鼓、歌を披露。その後先生が節分の風習を紹介し、「みんなの中の悪い鬼を退治しましょう」と呼び掛けた。
園児たちが「鬼は外、福は内」と豆まきの練習を始めると、5歳児13人と職員、地域住民が扮(ふん)する鬼15人が登場。鬼が近づいてくると、園児たちは練習通りに「鬼は外」と大きな声を出して豆に見立てた紅白の布ボールを投げ付けた。中には「怖い!」と祖父母や先生の陰に隠れたり、ぎゅっとしがみついたりして泣きだす園児も。鬼が逃げ出すと子どもたちはほっとした様子でお年寄りと一緒に豆を食べた。
齋藤陽向君(5)は「鬼は怖くなかった。自分の中の“せき出る鬼”を退治できて良かった」と笑顔で話していた。
2016年(平成28年) 2月4日(木)付紙面より
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「節分」の3日、酒田地区広域行政組合消防署八幡分署(伊藤雅一分署長)の「防火豆まき」が酒田市八幡地域の2保育園で行われ、分署員扮(ふん)する「火遊び鬼」を園児たちが退治した。
防火意識を高めてもらおうと毎年、節分に合わせて行っている同分署の恒例行事。今年は、佐藤智一消防副士長、佐々木瑞生消防士の若手分署員2人が鬼の面をかぶり、金棒などを持って「火遊び鬼」に扮し、八幡、市条両保育園を回った。
八幡保育園(佐々木洋子園長、園児108人)では、全園児と共に隣接する八幡子育て支援センターに通う乳幼児が参加。大きな太鼓の音を合図に鬼が登場すると、あまりの迫力に保育士にしがみついて泣きだす園児もいたが、みんなと一緒に「鬼は外」と声を掛けながら元気に豆を投げ、鬼を退散していた。
その後、園児たちは「絶対に火遊びはしません」などと大きな声で、鬼と「防火の約束」。さらに、▽押さない▽走らない▽しゃべらない▽戻らない―の最初の文字を取った、避難する際の「『おはしも』の約束」も交わした。年長児の池田優來ちゃん(6)は「怖かったので、豆をいっぱい投げた。鬼さんとの約束は必ず守るよ」と話していた。