2016年(平成28年) 3月30日(水)付紙面より
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鶴岡北高校の卒業生による「仲間たちコンサート」が27日、同校多目的ホールで開かれた。卒業後も音楽の道に進んだ卒業生たちが歌声やピアノの演奏を披露し、詰め掛けた大勢の聴衆を魅了した。
同校から音楽関係に進学し、仕事や趣味で音楽を続けている人たちに地元・鶴岡での演奏の機会をつくろうと実行委員会(小野寺智子実行委員長)を立ち上げて開催。昨年に続いて2回目となった今回の出演は当日指揮を務めた百瀬敦子教諭に教わったメンバー。
ステージは休憩を挟んで2部制で行われた。アルディーティ作曲の「くちづけ」やフランク作曲の「前奏曲 コラールとフーガ」などを声楽やピアノ演奏で披露したほか、ピアノ連弾や賛助出演した同校音楽部の合唱などさまざまな演奏が繰り広げられた。最後は同校音楽部OGの「女声アンサンブルろすまりん」を含め、出演者約40人全員による合同演奏で「春が来た」「花は咲く」を披露。詰め掛けた約130人の聴衆は曲が披露されるたびに大きな拍手を送り、合同演奏では一緒に口ずさむなどしてコンサートを楽しんでいた。
2016年(平成28年) 3月30日(水)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)で28日、今年2頭目のアザラシの赤ちゃんが誕生した。クリーム色の体毛に包まれた赤ちゃんに母親がぴったり寄り添っており、大きな体に隠れて来館者の目に留まる機会がまだ少ない。1頭目が今月17日に急死したこともあり、担当飼育員は「元気に育ってほしい」と見守っている。
同館によると父親はコロ、母親はマルコで、マルコは15頭目(死産を除く)の出産。昨年妊娠しなかったマルコは新水族館になってから初の出産となった。前日からマルコは食事の回数にむらが出るなど出産の兆候が見られ、28日午前7時半すぎに出勤した飼育員が、赤ちゃんが生まれているのを確認。誕生した赤ちゃんは体長約70センチ、体重10・6キロ。性別は分かっていない。母親のマルコが少し離れると呼ぶように必死に声を上げ、手足をばたつかせるなど元気いっぱいだ。
担当飼育員は「万が一の事故を防ぐため、母子を他のアザラシから隔離する意見もあったが、環境の変化がストレスになることを考慮した。とにかく無事に育ってほしい」と話していた。